流れるように流れない

イラストレーターます子の、考えたこと、気づいたこと

いつか

わたしは中学生のころ自分の髪が嫌いだった。
癖っ毛がひどくて髪がちっともいうことを聞かなくて、
髪型がうまくいかないと一日暗い気持ちになっていた。
親にねだってストレートパーマや縮毛矯正も何度もかけた。
とにかく自分の髪がいやで変えたかった。


でもなぜかハタチを過ぎたくらいからクセがおちついて、ゆるいパーマみたいになった。
短くすると外国の子供みたいにふわっとしたし、
長いといわゆるゆるふわスタイルみたいな感じになる。
美容師さんや友達にもいいクセだねって誉められてうれしい。
少しでもうねるといやで必死にストレートにしようとしていたのに、最近はクセを出すように乾かしたりスタイリングしたりする。
わたしの髪はわたしの好きなパーツになった。


いろんないろんな自分のことがいやで、
何度も変えようとしたり、消えようとしたりしたけれど、
結局変わりたい自分になりきれなくても、
いつか髪に対する気持ちみたいな変化がある日がくるだろうか。
髪を乾かして鏡で見ると、その願いも叶うような気がしてくる。
だから少し楽観的にいられているような気がするんだ。